2019年10月29日火曜日

全聖徒主日礼拝のご案内。201901103

全聖徒主日礼拝(11/3)は

野口勝彦牧師による

キリストと共に生きる

の説教で守られます。
どなたもご自由にご出席ください。
尚、当日聖餐式はありません。11月10(日)の豊橋の礼拝で行います。


「わたしはまことのぶどうの木、わたしの父は農夫である。わたしにつながっていながら、実を結ばない枝はみな、父が取り除かれる。しかし、実を結ぶものはみな、いよいよ豊かに実を結ぶように手入れをなさる。わたしの話した言葉によって、あなたがたは既に清くなっている。わたしにつながっていなさい。わたしもあなたがたにつながっている。ぶどうの枝が、木につながっていなければ、自分では実を結ぶことができないように、あなたがたも、わたしにつながっていなければ、実を結ぶことができない。わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。わたしにつながっていない人がいれば、枝のように外に投げ捨てられて枯れる。そして、集められ、火に投げ入れられて焼かれてしまう。あなたがたがわたしにつながっており、わたしの言葉があなたがたの内にいつもあるならば、望むものを何でも願いなさい。そうすればかなえられる。あなたがたが豊かに実を結び、わたしの弟子となるなら、それによって、わたしの父は栄光をお受けになる。父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛してきた。わたしの愛にとどまりなさい。わたしが父の掟を守り、その愛にとどまっているように、あなたがたも、わたしの掟を守るなら、わたしの愛にとどまっていることになる。これらのことを話したのは、わたしの喜びがあなたがたの内にあり、あなたがたの喜びが満たされるためである。わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。これがわたしの掟である。友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。わたしの命じることを行うならば、あなたがたはわたしの友である。もはや、わたしはあなたがたを僕とは呼ばない。僕は主人が何をしているか知らないからである。わたしはあなたがたを友と呼ぶ。父から聞いたことをすべてあなたがたに知らせたからである。あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと、また、わたしの名によって父に願うものは何でも与えられるようにと、わたしがあなたがたを任命したのである。互いに愛し合いなさい。これがわたしの命令である。」
ヨハネによる福音書15章1節~17節

《三遠地区使信 №1074》20191027「平和のシンボル」

「平和のシンボル」
  
   先日、発生しました台風19号の被災地のことを覚えます。今回の台風では三遠地区には大きな被害はありませんでしたが、10月24日現在、NHKの調べでは死者85人、行方不明者9人となっています。また、堤防の決壊は7県71河川の130か所に上っています。私が一昨年まで牧会をしていた長野教会周辺でも千曲川が氾濫し、甚大な被害が出ています。
  千曲川沿いには長野教会員の方も多く居住されていましたので、早速、長野教会の代議員に状況を確認したところ、幸いにも全員、安否が確認できました。ただ、以前も自宅が千曲川の氾濫で浸水された長野と新潟の県境の飯山市に住む信徒ご夫妻のことが気がかりでしたが、娘さんのところに避難され、ご自宅も浸水を逃れたようです。長野教会の会堂は高台にあるので浸水被害には合わなかったようですが、屋根等から多少の雨漏りがあったようです。
   気候変動等により最近は毎年ではなく毎月のように日本列島は自然災害に見舞われています。被災地の復旧・復興が一日も早く進むことを祈ると共に、私たちもいつ災害に襲われても大丈夫のように、日頃の準備をさらに進めることができればと思います。11月30日(土)には、栄光教会藤枝礼拝堂で『「熊本地震に学ぶ」~南海トラフ地震に備えて~』が開催されます。多くの方が参加され、災害対策の基本である「自助・共助」の準備ができる機会となればと思います。
   さて、そのような中で日本中を歓喜させているワールドカップラグビーが開催されています。日本代表チームのベスト8入りを決定したスコットランド戦の最高視聴率は53.7%、平均視聴率39.2%は今年の全番組でトップとなりました。まさに、代表選手が今回の台風で被災された方を、試合を通して少しでも励ましたと言っていたことが最高の形で実現しました。
   今回、日本は同じグルーブの世界ランキング2位のアイルランドを破って、予選1位でベスト8に進みました。参加チームは、それぞれの国旗などを掲げて入場します。しかし、アイルランド代表チームは二つの旗を掲げて入場します。一本は緑・白・橙の3色のアイルランド国旗、そして、もう一本はアルスター(北アイルランド6州を含む地方)旗です。それはラグビー代表がサッカーや五輪と違って南北統一チームで出場するからです。
  もともとアイルランド島は島全体が一つの国でした。それが、複雑な歴史を経て、現在の形になっています。そして、北アイルランドでは60年代後半か30年の間、アイルランド系とイギリス系住民の対立が激化し、3,600人もの犠牲者を出しました。しかし、その紛争の間も統一チームは維持されたのです。
  アイルランド代表チームはまさに平和のシンボルなのです。
みのり教会野口勝彦


2019年10月21日月曜日

宗教改革主日聖餐礼拝のご案内。20191026・27

主日礼拝(10/26・27)

野口勝彦牧師による

「福音を告げ知らせる」

の説教で守られます。

どなたもご自由にご出席ください。


 


◆山上の説教を始める

イエスはこの群衆を見て、山に登られた。腰を下ろされると、弟子たちが近くに寄って来た。そこで、イエスは口を開き、教えられた。
◆幸い
「心の貧しい人々は、幸いである、/天の国はその人たちのものである。 悲しむ人々は、幸いである、/その人たちは慰められる。柔和な人々は、幸いである、/その人たちは地を受け継ぐ。 義に飢え渇く人々は、幸いである、/その人たちは満たされる。
マタイによる福音書5章1節~6節 

聖霊降臨後第19主日礼拝。2019101920

昨日の礼拝後、信州から届いたりんご、りんご三兄弟の一つの「秋映」を美味しくいただきました。感謝です。




田原礼拝所奉仕。20191019


先週の土曜日、年に一度の田原礼拝所奉仕が行われました。
まずは、先日のご覧の台風19号に備えた物品を元通りにする前に、日ごろできない大掃除をし、物品を元通りにして








教会の周りの草取りなどを行いました。 


奉仕後は、お茶を飲みながら戦争中の体験など貴重なお話をお伺いしました。感謝です。


2019年10月14日月曜日

聖霊降臨後第19主日礼拝のご案内。2019101920

聖霊降臨後第19主日礼拝(10/19・20)

野口勝彦牧師による

「絶えず祈る」

の説教で守られます。

どなたもご自由にご出席ください。

尚、田原礼拝所夕礼拝は聖餐礼拝となります。

台風19号の被災者の方々を覚えます。



「やもめと裁判官」のたとえ
イエスは、気を落とさずに絶えず祈らなければならないことを教えるために、弟子たちにたとえを話された。「ある町に、神を畏れず人を人とも思わない裁判官がいた。ところが、その町に一人のやもめがいて、裁判官のところに来ては、『相手を裁いて、わたしを守ってください』と言っていた。裁判官は、しばらくの間は取り合おうとしなかった。しかし、その後に考えた。『自分は神など畏れないし、人を人とも思わない。しかし、あのやもめは、うるさくてかなわないから、彼女のために裁判をしてやろう。さもないと、ひっきりなしにやって来て、わたしをさんざんな目に遭わすにちがいない。』」 それから、主は言われた。「この不正な裁判官の言いぐさを聞きなさい。まして神は、昼も夜も叫び求めている選ばれた人たちのために裁きを行わずに、彼らをいつまでもほうっておかれることがあろうか。言っておくが、神は速やかに裁いてくださる。しかし、人の子が来るとき、果たして地上に信仰を見いだすだろうか。
ルカによる福音書18章1節~8節 

2019年10月11日金曜日

聖霊降臨後第18主日礼拝のお知らせ。2019101213

台風接近に伴い明日(10/12)の田原礼拝所の夕礼拝は中止となりました。
また、10/13の豊橋礼拝所の主日礼拝は行う予定ですが、台風の被害状況によっては中止の場合があります。
大きな被害が出ないことをお祈りいたします。

2019年10月7日月曜日

聖霊降臨後第18主日礼拝のご案内。2019101213

聖霊降臨後第18主日礼拝(10/12・13)

野口勝彦牧師による

「立ち上がって、行きなさい」

の説教で守られます。

どなたもご自由にご出席ください。



◆重い皮膚病を患っている十人の人をいやす
イエスはエルサレムへ上る途中、サマリアとガリラヤの間を通られた。ある村に入ると、重い皮膚病を患っている十人の人が出迎え、遠くの方に立ち止まったまま、声を張り上げて、「イエスさま、先生、どうか、わたしたちを憐れんでください」と言った。イエスは重い皮膚病を患っている人たちを見て、「祭司たちのところに行って、体を見せなさい」と言われた。彼らは、そこへ行く途中で清くされた。その中の一人は、自分がいやされたのを知って、大声で神を賛美しながら戻って来た。そして、イエスの足もとにひれ伏して感謝した。この人はサマリア人だった。そこで、イエスは言われた。「清くされたのは十人ではなかったか。ほかの九人はどこにいるのか。この外国人のほかに、神を賛美するために戻って来た者はいないのか。」それから、イエスはその人に言われた。「立ち上がって、行きなさい。あなたの信仰があなたを救った。
ルカによる福音書17章11節〜19節

2019年10月5日土曜日

『ともしび』再開130号。20191006

いつもあなたがたと共にいる。

「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」
マタイによる福音書28章20節

日本福音ルーテルみのり教会牧師 野口勝彦

 10月に入りました。教会の年度は1月から12月ですので、今年度も残り3ケ月になりましたが、日本の官公庁の会計年度は4月に始まり、翌年の3月で終わりますので、10月はちょうど年度の折り返す月となります。
 皆さんは、NHKの連続テレビ小説をご覧になってみえるでしょうか。NHKの連続テレビ小説はその会計年度の半年単位で放映されています。先月の28日に、その100作目となる連続テレビ小説「なつぞら」の最終話が放送されました。
 その中で、祖父代わりの泰樹(草刈正雄)に「東京を耕してこい」と背中を押され、開拓者精神を持って上京したヒロイン・なつ(広瀬)とのエンディングに用意された次の名場面に、ファンから感動の声が上がっています。
 「なつ、わしが死んでも悲しむ必要はない」と口を開いた泰樹。戸惑うなつに、泰樹は「天陽と同じじゃ。わしの魂も、この大地に浸み込ませておく。寂しくなったら、いつでも帰ってこい。お前は大地を踏みしめて歩いていけばそれでいい」と語りかけ、「それに、わしはもうお前の中に残ってるべ?お前のなかに生きとる。それで十分じゃ」と微笑んだ。
 さらに泰樹は「よくやったな、なつ。お前はよく東京を耕した。いつでも東京へ帰れ。わしはいつでも、お前とともにおる」と、温かく力強いねぎらいの言葉も。胸がいっぱいになったなつが「じいちゃん、大好き」と素直な思いを伝えると、照れ屋の泰樹は驚きのあまり「お…お…」と畑に倒れ込み、2人は十勝の空の下、大笑いしたのだった。
 私たちも、イエスさまが「いつもあなたがたと共にいる」と言ってくださる言葉に、なつのように「イエスさま大好き」と言えるような日々を送りたいと思います。

想い出の花の人々

9月7日(土)・8日(日) 田原・豊橋礼拝所信徒礼拝立証
佐藤重子
                           
 私も、色々な方々の出会いと、別れを経験しました。昨年、4月には、母親との別れを、声もかけてあげられず、突然逝ってしまいました。
 そういえば、私の別れは、ほとんど看取っての別れはありません。駆けつけた時は、皆すでに遠い場所の人でした。父親は、私が二十歳、名古屋に勤めていた頃、オートバイで転落死しました。近所の方が電話で、知らせて下さり、突然のことで、わけわからず、泣きながら家路を急いだことを記憶しています。唯一、祖父は、田舎から、豊橋へ出てきて、数年過ごし、後は老衰で、静かに病院で亡くなりました。私、一人看取りましたが…。(母親がずっと看病していて、たまたま自宅に戻っており、看取れなかった事、最後まで残念がっていました。)その後、私の出会いと別れの人々の中で、印象深く、その季節になると、必ず思い出す、花があります。
 そよと咲き、ただそこに有るだけで、色、形、たたずまい、本当に美しく、私達に慰めを、癒しを、与えてくれます。花の優しさ、美しさは、神様そのもののよう、いや、神様が私達に与えて下さり、花を通して教えて下さり、愛を下さった。私にとって、花は、イエス様が教えて下さった、一つの愛であり、慰め、癒し、と言っても過言ではない気がします。
 姑千鶴さんは、私に、色々なことを教えて下さいました。私の育った環境とは、180℃違う佐藤家にきて、千鶴さんの存在は、とても勉強になりました。花を、こよなく愛していました。俳句をたしなむ千鶴さんは、決して派手な、存在をあらわにする花でなく、風にそよぎ、首の細い、人知れず咲く素朴な花が大好きでした。特に、「吾(われ)亦(も)紅(こう)」、「重ちゃん、この花は涙が出るほど好き」といつも言っていたこと想い出します。その頃の私は、「吾(われ)亦(も)紅(こう)?」全然知りませんでした。
 その当時、渥美にも咲いている場所が唯一有って、ある時、夫にその場所へ連れて行ってもらいました。夫が「あれが吾(われ)亦(も)紅(こう)だよ」と指を指した先に目を凝らすと、小さな流れの土手に、小豆色の穂のような可憐な花が風にゆれていました。秋の夕暮れ、紅(べに)紫色(むらさきいろ)の小さな花をつけ、いかにも、寂し気なそれでいて、とても美しく周りの風景にぴったり溶け込んでいました。私の母は、派手な大きな花が好きだっただけに、「地味な素朴な花の美」を改めて知りました。雑草の中で、個性的なたたずまいで咲いている「吾(われ)亦(も)紅(こう)」、その存在感は、とても感動しました。
 もう一つ、千鶴さんとの想い出の花が有ります。父親違いの優秀な長男がいました。(一見、芥川龍之介の風貌です) 編集の仕事をしており、もちろん、私も何度かお会いしております。長男は、母親のために、千鶴さんが、毎日こつこつとしたためておいた俳句を製本してあげようと告げました。句集『桐の花』は、立派な本に出来上がりました。それは、千鶴さんの、人生そのものでした。 
 千鶴さんは、誕生日5月1日、召されたのが、5月31日です。その頃になると、高木の桐の花は、薄紫(うすむらさき)の何とも言えない品のいい花色で咲きます。私の通勤経路に一本の桐の木がありました。季節になると必ず、高い枝に、美しい薄紫色の花を咲かせます。その花色を見つけると、千鶴姑を想い出すのでした。
 句集『桐の花』の中で千鶴さんの随筆の一文「花と私」。
「白い花が好き、お茶の花、雪柳、かすみ草、白い山茶花、白(はく)木蓮(もくれん)。若し地上に花と云う物が無かったら、植物が種族存続のためのみであったなら、羊歯類や、海藻のやうに、胞子で繁殖して居ても良かったのに、神様は花を地上に賜りました。花が無かったなら蝶も舞わず、蜂も飛ばず、果物も穀類も実らない、行けども行けども唯(ただ)一色(いっしょく)の野山、そして光琳も描かず、西行も歌わず、あの美しい友禅模様も出来なかったでせう。神様は感謝すべきかな、花の中に毎日暮らして居られる私は倖せ者でございます。」
 もうひとつ、亡き友人の想い出の花、[紫(し)蘭(らん)]。
 私が、渥美に来て46年、そして、ホテルの事務職37年務めた中、その最初の頃、出会った友がいました。同い年で、最初は、彼女の方が積極的に声をかけてくれました。セクションが違いますが、同じ事務職でした。
 彼女は、私と違い何事にも積極的でした。好き嫌いも、はっきりしていました。性格が違っても、お互い惹かれていたと思います。性格が強い反面、弱さもありました。鬱の面もあったと思います。彼女は、癌を患いました。手術をして、しばらくは、治りましたが、職場も何年か働きましたが、結局は亡くなりました。
 元気な頃、彼女の家へ遊びに行った時の事です。庭に咲いていた、桃(もも)紫(むらさき)の花が目に留まりました。「きれいだね」と言うと彼女は、「持って行く?」とすぐに、鍬を持ち出し、慣れた手つきで抜いてくれました。熊笹のような長い葉の中央に細い枝を長く伸ばし、先端に濃(こい)桃(もも)色(いろ)の花、これも好きな花になりました。彼女が入院中、何度か病院へ見舞に行きました。彼女は、そのたびに、嬉しそうに迎えてくれ、見送りの時いつも、「祈ってね。」と言って手を振ってくれました。クリスチャンではなかったけど、私の立場をとても理解してくれました。
 紫(し)蘭(らん)は、春になると、我が家の庭の片隅に、必ず咲いてくれます。桃(もも)紫(むらさき)の花が咲くと、「Kさん、今年も咲いたよ」と思わず声をかけ、涙ぐんでしまいます。
 最後、母と花です。母は、田舎にいる頃から、花が大好きでした。育てるのが、とっても上手でした。昔のことだから、テキストもあるわけでもなく、教わる人も無かったけど、一生懸命愛情をかけて、育てていたと思います。豊橋にきて、一人暮らしが何十年と続く中、家の前は、全部お花畑でした。特に、春、パンジー、バラ、クレマチス、牡丹(ぼたん)、ものの見事に咲き誇っていました。花に話しかけている母を、よく見ました。愛情をこめて育てれば、必ず綺麗に咲いてくれる花々、声を掛ければ、最高の花姿で答えてくれる花々、母親にとっては、花は、最高の癒しで、あり、慰めだったと思います。私も、幸い、花が大好きになりました。どちらかと言うと、野の花が好きです。
 登山をする私は、過酷な環境の中で咲く、可憐な花を見つけます。その山でしか咲かない貴重な花を見つけると、嬉しくて、カメラに収めます。悲しいかな、自分の目で捉えたその姿と、映像とは程遠いのに結構がっかりします。
 山の花は、その場所にあって、その厳しい環境で育っているから美しいので、目にしただけで満足しなければなりません。あえて言いますと、好きな山での花は、北岳の「深山(みやま)花(はな)忍(しのぶ)」を筆頭に、白馬岳でほとんど出会えた「イワギキョウ、チシマギキョウ、ミヤマクワガタ、ミヤマオダマキ、タカネナデシコ、ミヤマアズマギク、ヒメシャジン」ほとんど薄紫色の花ですが・・・・。
 もちろん、苦しみ喘ぎながらたどり着いた、3000メートル級の頂上の達成感、眼前の壮大さ、絶景、極上の感動です。嬉しくて、嬉しくて、山に向かって「イエス様、有難うございました」思わず手を合わせて、涙しながらお祈りをしてしまいます。
 改めて、花の存在を考えます。花がそこに、有るだけで、どんなにか私達は、慰められるだろうかと。平安な気持ちになれるだろうかと。イエス様を知らない人でも、お花を目にするだけで、優しい気持ちになれ、慰められます。神様が創られた自然界、森も、山も、海も、川も、湖も、そこに育まれる全て、感動しないはずがありません。踏みにじられそうな小さな、小さな草も、花も、神様が創造されたものなのです。
 神様は、あらゆる場所で問いかけている気がします。いいえ、常に私達に寄り添っていてくださいます。野の花は、こんなにも美しくけなげに咲いています。その中で生かされている私達、最近は、心地よい風さえも体に感じると、涙がでてきます。
 今の私は、仕事も辞め、日々を過ごす中、1日が何と短い事か。神様に見出されなかったら、どんな空しい日々を送っていた事だろう。神様は、この鈍感な私に、寄り添ってくださって、あらゆる方法で御声をかけ、愛を、慰めを、癒しを注いで下さっています。感謝でいっぱいです。

《10月の予定》
□6日(日)日曜礼拝、役員会       
□9日(水)聖書に聴き祈る会
□10日(木)田原牧師滞在日
□12日(土)田原夕礼拝
□13日(日)日曜礼拝、男性会、女性会
□16日(水)聖書に聴き祈る会
□17日(木)田原牧師滞在日
□18日(金)朝祷会
□19日(土)田原奉仕、田原夕礼拝
□20日(日)日曜礼拝、祈祷会、お便りの集い
□23日(水)聖書に聴き祈る会
□24日(木)田原牧師滞在日
□26日(土)田原夕礼拝(宗教改革主日)
□27日(日)日曜礼拝(宗教改革主日)
□30日(水)聖書に聴き祈る会
□31日(木)田原牧師滞在日

編集後記
今年は、残暑がいつまでも続いてなかなか涼しくはなりませんが、もう少しの辛抱です。皆様の原稿をお待ちしています。


 

奉仕に感謝!20191002

教会は多くの人の奉仕で成り立っています。
先日、豊橋礼拝所、田原礼拝所の剪定や草刈りをご覧の通りしてくださいました。感謝です。





2019年10月1日火曜日

《三遠地区使信 №1070》20190929 「敬老の日祝福式」

  敬老の日祝福式

 今月16日は、「敬老の日」でした。みのり教会では毎年、この敬老の日に最も近い礼拝の中で敬老の日祝福式を行います。「敬老の日」は国民の祝日に関する法律(祝日法)では「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨として制定されています。今年は、9月14日(土)の田原礼拝所での夕礼拝と翌日15日(日)の主日礼拝の中で敬老の日祝福式を行いました。みのり教会では75歳以上の方を祝福しますが、両礼拝所共、年々、その祝福に与ることができる方が増えています。
  そのような中、礼拝の中でこの祝福に与ることができない信徒の方もお見えです。今年は、3人の信徒の方の所を訪問し、この祝福式を行いました。
  そのうちお二人は、90歳を共に超えられ、長くみのり教会を支えてこられてきた信徒のご夫婦です。お二人は、奥様のけがによる入院をきっかけに、先月からサービス付き高齢者向け住宅に住まわれていますが、その居宅を訪問し、ちょうどお二人のお世話に来られていた長女の方と共に祝福式を行うことができました。
  もう一人は長く病院に入院されている方で、昨年、長年連れ添われた奥様をみのり教会での葬儀で天に見送られた方です。その方を同じみのり教会員である娘さんご夫妻と教会員の方と一緒に訪問し、祝福式を行いました。
   一時は肺炎による40度の高熱にうなされ、血行不良による左足の壊死をも危ぶまれていましたが、私たちが訪問したその日は高熱も下がり、血行不良も改善し、紫色になっていた足も、まだ十分とは言えないまでも肌色に戻りつつあり、意識もはっきりして、穏やかな様子で私たちを迎えてくれました。それは、まるで私たちがその日、祝福式をするために神さまが準備をされていたようでした。
   私は早速、信徒の方に作っていただいた素敵な信州の雲海と高山植物の写真に詩編92編15・16節「白髪になってもなお実を結び/命に溢れ、いきいきとし述べ伝えるでしょう/わたしの岩と頼む主は正しい方/御もとには不正がない、と。」が記された記念のカードをお見せし、祝福式を行いました。
  そして、祝福式の中の最後に、手をその方のおでこに置いて祝福をするとその方の目からは、神さまからの祝福の喜びと神さまへの感謝の涙が溢れ出てきました。訪問した私たちは、この姿を通して、神さまはどんな時でも、どんな所でも私たち一人一人を忘れていないということをあらためて感じました。
   敬老の日を迎えられたお一人お一人の上に神さまの豊かな恵みと祝福がありますに。                   

みのり教会 野口勝彦



  

10月の礼拝予定。20190930

◎6日
《聖霊降臨後第17主日/聖餐式・子どもメッセージ》

聖 書 
ハバ 2:1~4 Ⅱテモ 1:3~14
 ルカ 17:1~10
讃美歌 
61、240、こども改4、317
説  教 
「神に従う人」

✜ ✜ ✜ ✜ ✜ ✜ ✜ ✜ ✜ ✜

◎12・13日
《聖霊降臨後後第18主日》

聖 書 
王下 5:1~14 Ⅱテモ 2:8~13
 ルカ 17:11~19
讃美歌 
67、312、494
説 教 
「立ち上がって、行きなさい」 

✜ ✜ ✜ ✜ ✜ ✜ ✜ ✜ ✜ ✜

◎19・20日
《聖霊降臨後第19主日/田原聖餐式》

聖 書 
 出32:23~31  Ⅱテモ3:14~4:5 
ルカ 18:1~8
讃美歌 
162、225、525
説  教
 「絶えず祈る」

✜ ✜ ✜ ✜ ✜ ✜ ✜ ✜ ✜ ✜

◎26・27日
《宗教改革主日/聖餐式・子どもメッセージ》

聖 書 
ヨシュ24:14~24   Ⅰコリ1:10~18 
 マタ5:1~6
讃美歌 
183、267、こども改79、338
説  教 
「福音を告げ知らせる」