聖霊降臨後第18主日礼拝(10/4)は
「最大の収穫」
キリスト教ルター派教会:1517年にマルチン・ルターの宗教改革によりドイツで誕生したルーテル教会は、ドイツだけでなく北欧にも広がり、国民教会となりました。その後、アメリカにも渡り、更にアジア、アフリカ、ラテン・アメリカなどに至って今日全世界に存在するようになっています。2017年10月31日に宗教改革から500年を迎えました。
聖霊降臨後第18主日礼拝(10/4)は
聖霊降臨後第17主日礼拝(9/26・27)は
明日は敬老の日、教会では例年、その前の主日礼拝の中で敬老祝福式を行っています。今年は新型コロナウイルスの影響で行うことはできませんが、例年通り、信徒の方が素敵なカードをご覧の通り作ってくださったので、75歳以上の信徒の方にお配りました。
敬老を迎えられた皆様の上に、神さまからの祝福が豊かにありますようお祈りいたします。
昨日、ご覧の通り、久しぶりの秋空の中、田原礼拝所夕礼拝を守りました。
礼拝前には、信徒の方がご覧の通り、夏の間に茂った草刈りをしてくださり、たい肥置き場を設置してくださいました。これからこのたい肥を活用して、きれいな花壇づくりが始まります。感謝です。
「あの日あの時」
この使信を書いている今日は9月11日、NHK総合テレビでは東日本大震災から9年6ケ月を覚えて『震災10年へ あの日、何をしていましたか』と言う特番が放送されていました。番組案内では「9月11日から半年後、東日本大震災から10年目を迎える。3月11日の『あの日』、どこで何をしていましたか?NHKに寄せられたあの日の体験やメッセージを紹介。震災10年まで残り半年。生放送で『#そういえば あの日、何をしていましたか』と全国に呼びかける。地震発生時刻の午後2時46分、ツイッターで『あの日』の体験やエピソードを募り、番組内で紹介する。立っていられない激しい揺れ、何時間も歩いて帰宅した体験、津波の映像にショックを受けた思い出。心を打つ数々のエピソードを女優のんが朗読、鉄拳が漫画化。昨日の出来事のようによみがえるあの日をみんなで語りませんか?」と紹介されていました。
2011年3月11日(金)午後2時46分18秒、皆さんはどのように過ごされていたでしょうか。私は、福岡の二日市教会の牧師室で翌週の礼拝の準備をしていました。そして、テレビから流れ出る津波の映像に呆然としていました。あれから9年半、皆さんは、この9年半の時間をどのよう過ごされたでしょうか。被災地の方々にとっては、どのような時間であったでしょうか。私は今年の夏に個人的に被災地訪問を訪問する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で断念しました。10年を迎える来年には被災者の方々を訪問し、この時間の意味を確かめるつもりでいます。
9月11日は、震災以外にも、忘れることができない日です。今から19年前にはSeptember 11、あの人類史上最悪のテロ攻撃であるアメリカ同時多発テロ事件が発生し、2,977人が召天し、25,000人以上が負傷しました。その中には消防士343人を含んでいます。私はその年に神学校に入学しましたが、その瞬間を名古屋の自宅のテレビから流れ出る映像で見ていました。その映像は、映画をみているような感覚で、実際に起きていることがなかなか実感できませんでした。そして、それは今でも変わりません。いつか現地で自分の目で確かめたいと考えています。
また、今から20年前には東海豪雨が発生しています。都市水害の恐怖を実感させる大きな被害で、東海地方で10人が召天し、全国で115人が重軽傷を負い、経済的被害は2700億円を超え、1959年の伊勢湾台風以来の水害となりました。私はその日、当時の職場があった名古屋の都心でその豪雨を体験しました。実際に職場の車が流され、関係者の救援を行ったことを昨日のことのように思い出します。
私は毎年、9月11日を迎える度に、これらの出来事を「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」(ローマの信徒への手紙12章15節)のみ言葉と共に思い出し、被災された方々のことを覚えてお祈りしています。そして、これからも皆さんと共に覚えて祈ることができるように祈っています。
みのり・岡崎教会 野口勝彦