四旬節第2主日礼拝 (2/27・28)は
「十字架を背負って」
キリスト教ルター派教会:1517年にマルチン・ルターの宗教改革によりドイツで誕生したルーテル教会は、ドイツだけでなく北欧にも広がり、国民教会となりました。その後、アメリカにも渡り、更にアジア、アフリカ、ラテン・アメリカなどに至って今日全世界に存在するようになっています。2017年10月31日に宗教改革から500年を迎えました。
四旬節第2主日礼拝 (2/27・28)は
「いつもあなたがたと共に」
それぞれの教会では教会定期総会も終わり、新しい歩みをはじめていることだと思います。私は、いつも定期総会を感謝会だと思っています。それは、一年間、支えてくださった神さまに共に感謝をする時だと思っているからです。特に今年の総会は、新型コロナウイルスによる世界的な大災害であった昨年を、神さまのみ支えによって、乗り越えることができたことへの特別の感謝をする時になりました。
さて、先日、そのコロナによって天に召された方のニュースが世界を駆け巡りました。その方の名は英陸軍退役大尉トム・ムーア。第二次世界大戦を経験した彼は、原則無償で医療を提供する英国民医療サービス(NHS)を支援するため150万人超から3279万4701ポンド(約47億円)を集めました。昨年4月、100歳の誕生日を前にNHSのために1千ポンド(約14万円)を集めようと自分の庭の端から端まで約25メートルを、歩行補助具を使って1日5往復する募金活動を始めました。
目標は1千ポンドから5千ポンド(約72万円)、そして50万ポンド(約7180万円)に引き上げられました。英BBC放送のラジオ番組に出演したのをきっかけに寄付は激増。4月30日の誕生日に寄付は3千万ポンド(約43億円)に達しました。
最終的に150万人超から寄せられた3279万4701ポンドはNHSの施設や設備、回復して退院した患者を支援するコミュニティーグループの活動に充てられました。コロナ危機で感染者が病院にあふれる様子を自らの戦争体験に重ね合わせた彼は、寄付が500万ポンド(約7億1800万円)に達した時、こう話しています。
「歩行チャレンジを始めた時、こんなに寄付が集まるとは思ってもいませんでした。本当にすごいことです」「彼ら(NHS)は皆とても勇敢です。なぜなら、毎朝または毎晩、彼らは自分たちの命を危険にさらしているからです」「そして私たちは彼らの努力に対して完全なる評価を与えなければならないと思います。私たちは今、戦争をしているようなものです。医師と看護師は全員、最前線にいて、私たちは後ろにいます。私たちは彼らがもっと良い仕事ができるように必要なものを補給してやらなければなりません」
英俳優・歌手マイケル・ボールは、彼の誕生日に、BBCテレビ番組でサッカーの人気クラブ、リバプールFCの愛唱歌にもなっている「ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン(人生ひとりではない)」を熱唱しました。そして、そのムーアさんの言葉を交えたシングルは瞬く間に全英シングルチャートで1位になったのです。
私たちは、今、このコロナ禍にあっても、この歌のように、決してひとりではありません。「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」(マタイ28: 20)とイエスさまは言ってくださっています。 緊急事態宣言は延長(2/7時点)されましたが、このみ言葉に支えられ、共に感染終息を祈ることができればと思います。
みのり・岡崎教会 野口勝彦
四旬節第1主日礼拝 (2/20・21)は
主の変容礼拝 (2/13・14)は
顕現後第5主日礼拝 (2/7)は
すぐに、一行は会堂を出て、シモンとアンデレの家に行った。ヤコブとヨハネも一緒であった。シモンのしゅうとめが熱を出して寝ていたので、人々は早速、彼女のことをイエスに話した。イエスがそばに行き、手を取って起こされると、熱は去り、彼女は一同をもてなした。夕方になって日が沈むと、人々は、病人や悪霊に取りつかれた者を皆、イエスのもとに連れて来た。町中の人が、戸口に集まった。イエスは、いろいろな病気にかかっている大勢の人たちをいやし、また、多くの悪霊を追い出して、悪霊にものを言うことをお許しにならなかった。悪霊はイエスを知っていたからである。朝早くまだ暗いうちに、イエスは起きて、人里離れた所へ出て行き、そこで祈っておられた。シモンとその仲間はイエスの後を追い、見つけると、「みんなが捜しています」と言った。イエスは言われた。「近くのほかの町や村へ行こう。そこでも、わたしは宣教する。そのためにわたしは出て来たのである。」そして、ガリラヤ中の会堂に行き、宣教し、悪霊を追い出された。
マルコによる福音書1章29節~39節
ご自宅で採れたみかんをいただきました。感謝です。