2024年1月22日月曜日

《三遠地区使信 №1295》20230121「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」

 昨日は、大寒、これから立春までが一年で最も寒さが厳しくなる季節です。能登半島地震の被災者の方々は、被災後、はじめての大寒を迎える中、避難所の不自由な生活を強いられています。これから仮設住宅に移られ、復興公営住宅に入居されるまで、何回かの大寒を経なければなりません。被災地の一日も早い復旧・復興を祈りたいと思います。

さて、私は昨年12月の使信に「少し早いクリスマスプレゼント」、「年の終わりに」と題して、各地から届くクリスマスプレゼントについてのメッセージを皆様にお伝えましたが、その後も、2019年10月に台風19号による千曲川の氾濫によって壊滅的な被害を受けたりんご園のりんごや東日本大震災の津波によって壊滅的な被害を受けた宮城県石巻市の牡蠣などがクリスマスに合わせて次々と届きました。届いたりんごや牡蠣は、4年ぶりに行われた昨年の田原、豊橋、岡崎の*クリスマス祝会で美味しくいただきました。そして、信徒の皆さんには、昨年の記録的な猛暑の影響で安曇野や長野市のりんごを送ってくれた方々からは一様に「今年はりんごが不作で、あまり良いものではないですが」との一言が添えられて、牡蠣養殖の方からは「今年は牡蠣が7割死滅し、沿岸部で捕れる魚の種類も大きくかわった」とのお話をお聴きしたことをお伝えしました。私はこれらのお話をお聴きし、最近の気候変動の影響によって多くの方が苦しまれているのではないかと感じざるを得ませんでしたが、笹かまぼこを送ってくださった車いすダンスの方からは、宮城県の福祉活動の最高位の賞をいただいたという喜びのお電話もいただきました。

昨年のクリスマス時に私は、毎年、多くの方からクリスマスに様々なプレゼントが届き、交流が続いている理由について改めて考えました。そして、その理由は、「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」(ロマ12:15)のみ言葉なのではないかと感じたのです。

昨年の夏、4年ぶりに東日本大震災の被災地を訪問した時に、被災当時、現地の支援情報を提供してくださったご夫婦と再会し、新しくできた国営祈念公園で、以前の使信で紹介した「お佐藤山」のインタビュー画像などを視聴し、火災で全焼した震災遺構の門脇小学校などを案内していただきました。門脇小学校では、偶然にも「となりびと」時の現地スタッフの配偶者で現地の支援活動情報の提供者の方と再会し、被災当時の門脇小学校の校長先生にもお会いすることができました。そして、最後に、震災後に旧北上川沿いに新設された「いしのまき元気いちば」で牡蠣のかんかん焼きをご馳走していただきましたが、その食事の最中になぜ10年の間、交流が続けられるのかを次のように語られたのです。「野口牧師が、はじめて、漁協で被災状況の話を聴かれた時、涙を流されていたからだよ」

 私は、そのことをすっかり忘れていましたが、被災された方々は、そのことをずっと思い続けてこられたのです。そんな思いの中、昨年12月23日、田原キャンドル・サービ直前に、大阪・岸和田市で103歳のお母様の音楽葬をさせていただいた卒寿を迎えた松本教会のステンドグラス作家の信徒の方から24日のみ言葉の*天使のステンドグラスが突然届いたのです。

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 みのり・岡崎 野口勝彦



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