今日は12月26日、今年最後の主日礼拝を各教会では守られていることだと思います。その前日、つまり、今から10年前のクリスマスに98歳で天に召された方と1年半前にこのコロナ禍の中、天に召された息子さんとの合同による墓前記念会を12月とは思えない暖かい日差しの中で今月11日に行いました。息子さんは、生前、みのり教会の修繕や教会行事の写真撮影などの奉仕をしてくださいました。また、そのお母様は、教籍番号4番、つまり、再来年11月に70周年を迎えるみのり教会4番目の信徒の方でした。みのり教会10周年記念誌には、昭和29(1954)年11月28日に行われた最初の洗礼・堅信式に4名の方の名前が記されていますが、その中に、その方のお名前とその際の集合写真が掲載されていました。記念会には、その方のお孫さんたちも参加されていましたが、20代の頃のおばあ様の写真にはじめて出会い、驚きと共にとても喜んでおみえでした。また、そのお孫さんの中のお一人は、今の豊橋礼拝所の新築された会堂で、新卒の宮本新牧師に結婚式の司式をしていただいたそうです。ちょうど今年のクリスマスイブ・キャンドルサービスは、その宮本牧師に司式等をお願いしました。
また、その記念会の二日後、母親の介護を終えた名古屋からの帰り道、お笑い番組『笑点』の宮城県石巻市からの公開放送が車中のワンセグから流れていました。その放送を聞きながら、東日本大震災から10回目のクリスマスを迎える被災地のことを考えていると、その放送直後に二本の電話が続き様にありました。1本目は、その石巻市北上町でわかめ養殖業をされていた方からのもので、例年であれば、わかめの種付けも終わっている頃だそうですが、今年は海水温の高さなどでまだ終わられていないということでした。また、もう一本の電話は同じ石巻市の牡鹿半島でかき養殖をされている方で、宮城県の牡蠣は海水温が高くても大丈夫ということで、今年は牡蠣の出来具合はとてもよかったということでした。そして、お二人からは今年もわかめ*と牡蠣*をいただきました。これも皆さんからもご支援していただいた「となりびと」での働きの成果であると、私も被災地の方々と共に、皆さんに改めて感謝しています。そして、この二つの出来事は、私にとって思いがけない神さまからの一足早いクリスマスプレゼントであり、まさに福音でした。
私は、今年、最後の主日に、103編 1節~5節ダビデの詩により、コロナ禍の今年一年の神さまのみ支えを感謝したいと思います。わたしの魂よ、主をたたえよ。わたしの内にあるものはこぞって/聖なる御名をたたえよ。わたしの魂よ、主をたたえよ。主の御計らいを何ひとつ忘れてはならない。主はお前の罪をことごとく赦し/病をすべて癒し命を墓から贖い出してくださる。慈しみと憐れみの冠を授け長らえる限り良いものに満ち足らせ/鷲のような若さを新たにしてくださる。
*となりびとブログhttp://lutheran-tonaribito.blogspot.com/でご覧いただけます。
みのり・岡崎教会 野口勝彦
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