「クリスマスプレゼント」
主のご降誕をお祝いします。今日は待降節第4主日ですが、多くの教会で2010年代最後の降誕祭の礼拝を守っておられることだと思います。
さて、毎年年末に公益財団法人日本漢字能力検定協会が発表する今年一年の世相を表す漢字に今年は「令」の字が選ばれました。その選ばれた理由として「新元号『令』和に新たな時代の希望を感じた一年。『令』和が日本最古の歌集・万葉集からの出典で、海外に Beautiful Harmony=美しい調和と説明されたことや、『令』の字が持つ意味・書き方にも注目が集まった。また、法
『令』改正、法『令』順守、警報発『令』、避難命『令』としても使われた年」が挙げられています。昨年の漢字が「災」で、その選ばれた理由が「全国的に地震、豪雨、台風、猛暑などの自然『災』害の脅威を痛感した一年。『災』害の経験から全国的に防『災』意識が高まり、多くの人が自助共助の大切さを再認識した年」でしたので、二年連続で災害に関する文字が選ばれたことになります。
そのような中、先日、松本教会員の方から台風19号による千曲川の氾濫によって被害を受けたりんごが送られてきました。その方は被災後、大学生を連れて被災したりんご園などでボランティア活動をされているということで、そのりんご園で水に浸かっていない出荷できないりんごがあるので送っても大丈夫ですかという問い合わせをいただきました。一昨年まで、長野・松本教会を牧会していた私は、テレビから被災のニュース映像が流れる度に、日毎、寒さが厳しくなる信州で、順調に復旧が進んでいるのか気になっていましたので、即答で、「是非、送ってほしい」とお願いをしました。そして14日・15日の礼拝の中で このりんごの経緯と被災地の復旧・復興の状況をお話しし、被災地を覚えてお祈りいだたけるようお願いをしました。また、りんご園の方へのカードへの署名もお願いしました。
そして、ちょうど、この原稿の締め切りの日(16日)の朝、NHKの「あさイチ」では台風19号から2ケ月を経過した被災地の復旧・復興状況について特集を組んでいました。
「言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。」
ヨハネによる福音書1章14
みのり教会 野口 勝彦
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