いよいよ来週、岡崎教会は宣教70周年記念礼拝を迎えます。岡崎教会が現在地で宣教を始めて、今年11月9日に70年を迎えます。そのことを覚えて来週の主日に第9代牧師の浅野直樹牧師(市ヶ谷教会牧師)の説教奉仕により宣教70周年記念聖餐礼拝・祝会を行うと共に、2021年には老朽化していた集会室の屋根の葺き替え及び礼拝堂の一部修繕を行いました。そして、宣教70周年記念誌を発行します。この記念誌は、献堂10・20・30・40・50周年の記念誌に続く、6番目の記念誌です。特に、50周年後の20年間の教会での様々な働きが記された記念誌であり、これまでの献堂記念から宣教記念に変わったはじめての記念誌でもあります。2003年以降の、つまり、21世紀の岡崎教会の働きをこの記念誌によって改めて振り返り、神さまが21世紀を迎えた岡崎教会をこれまで支えてくださった恵みに感謝するものです。
私が、岡崎教会牧師としての働きを与えられたのは、2020年4月からですが、はじめての主日は受難週のはじまり、4月5日の「主のエルサレム入城」の主日でした。そして、翌日の主日、つまり、復活祭の礼拝は、新型コロナウイルスの感染拡大によって対面での礼拝を休止し、家庭礼拝となりました。復活祭の礼拝を休止するのは、いや、主日の礼拝を休止するのは、私にとって初めてのことであり、想定外の出来事でもありました。その後、度重なる感染拡大と、緊急事態宣言の発出等により、礼拝は休止や短縮、感染防止の制限の中で今も行われています。私は、記念誌の巻頭言として今年の2月14日に「しかし、きっと、この記念誌が発行される頃には、感染も完全に終息し、宣教70周年記念聖餐礼拝・祝会も、これまでの70年の間に岡崎教会で礼拝や交わりの時を持たれた方々が一堂に集まり、神さまに感謝し、その恵みの喜びを分かち合われることになっていると思います」と言葉を寄せましたが、残念ながらこの言葉の通りにはなっていません。しかし、来週には多くの方々と共に記念礼拝を迎えることができるのです。
今日のみ言葉の中でイエスさまは「気を落とさずに絶えず祈らなければならないことを教えるために、弟子たちにたとえを話された」(ルカ18:1)と記されています。この70年間の岡崎教会の歴史の中には様々な困難や苦難があったことだと思います。しかし、その困難や苦難を乗り越えて、記念礼拝を迎えることができるのは、どんな困難や苦難の中でも、先のみ言葉の通り、70年間「気を落とさずに絶えず」祈り続けた結果であると思います。
私たちは、来週迎えることができる記念礼拝に感謝し、これからもどんなことがあっても「気を落とさずに絶えず」祈り続け、宣教80周年、90周年、100周年を迎えられるよう祈りたいと思います。
みのり・岡崎 野口勝彦
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