2022年3月20日日曜日

《三遠地区使信 №1199》20220320 「神さまのサプライズ」

             「神さまのサプライズ」

 今月、11日、東日本大震災発生から11年を迎えました。そして、今、私たちは、新型コロナウイルス感染の真っ只中にいます。東日本大震災で天に召された方は、行方不明者や震災関連死の方を含めて22207(39日現在)ですが、今回のコロナによる召天者数は、26812(317日現在)と、すでに東日本大震災の数を超えています。東日本大震災が1000年に一度の大災害と呼ばれていましたが、私たちは今、その1000年に一度の大災害の真っ只中にいるのです。また、ウクライナでのロシア侵攻は、318日時点では、停戦の気配が見られません。1981225日、広島で教皇ヨハネ・パウロ2世は、『平和アピール』の中で「戦争は人間のしわざです。戦争は人間の生命の破壊です。戦争は死です」と語られました。このように現在の世界は、四旬節に合わせたかのように苦難に満ちていまが、そのような中でも神さまは様々なサプライズを私に与えてくれます。

 以前、使信でも紹介したハイビスカス、熱帯の花であるその花が、今年の元旦、岡崎教会の信徒の方の召天連絡時と二度咲きました。そして、三度目は、私の誕生日。まさに、私にとってはサプライズの出来事でした。


 また、東日本大震災の11年目の11日、1446分、豊橋市内でもその時刻に合わせて黙祷のサイレンが鳴り響きましたが、その直前、「となりびと」で支援していた石巻市北上町でわかめ養殖をされていた方から、三陸の春の便りである「めがぶ」が今年も届いたのです。神さまはどんな苦難の時でも私たちのことを忘れずに、このようなサプライズで私たちを喜ばしてくださいます。 
     


 先週の日課でイエスさまはわたしは今日も明日も、その次の日も自分の道を進まねばならない」と言われていました。それは、私たちをこの苦難の中から救い出し、その元凶である私たちの罪を贖うための十字架への道への決意です。そして、復活というサプライズを私たちひとり一人に与えてくださるのです。

 私たちは、その神さまのサプライズを信じ、先の『平和アピール』での最後の祈りを、ウクライナに一分一秒でも早く平和が訪れるよう共に祈りることができればと思います。

神よ、わたしの声を聞いてください。それは、個人の間、または国家の間でなされた、すべての戦争と暴力の犠牲者たちの声だからです。

神よ、わたしの声を聞いてください。それは人々が武器と戦争に信頼をおくとき、いの一番に犠牲者として苦しみ、また苦しむであろうすべての子供たちの声だからです。

神よ、わたしの声を聞いてください。わたしは、主がすべての人間の心の中に、平和の知恵と正義の力と兄弟愛の喜びを注いでくださるよう、祈ります。

神よ、わたしの声を聞いてください。わたしはすべての国、またすべての時代において戦争を望まず、常に喜んで平和の道を歩む無数の人々にかわって、話しているからです。

神よ、わたしの声を聞いてください。わたしたちがいつも憎しみには愛、不正には正義への全き献身、貧困には自分を分かち合い、戦争には平和をもってこたえることができるよう、英知と勇気をお与えください。

おお、神よ、わたしの声を聞いてください。そして、この世にあなたの終わりなき平和をお与えください。        

                                                 みのり・岡崎 野口勝彦

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