2021年8月22日日曜日

《三遠地区使信 №1169》20208022「ダブルレインボー」

  「ダブルレインボー」         

今月の7日、田原礼拝所の夕礼拝から豊橋礼拝所に帰る途中、ふと空を見上げると雨も降っていなかったのに、空に虹が架かっていました。それも二重の虹、ダブルレインボーです。そのダブルレインボーが豊橋礼拝所にも架かっていました。(みのり教会ブログでご覧いただけます)ダブルレインボーはめったに見られないので、幸運のしるしとも言われ、この虹に出会うと願いが適うと言われています。


聖書辞典は「虹はヘブライ語で<弓>と同一語である。神は怒りの矢を放つが、虹はその弓が空に立ち掛けてあることで、神の怒りが過ぎ去ったこととみなされたが、そこからノアの洪水の後で神が『二度と・・・洪水が起こって地を滅ぼすことも決してない』と言われる契約のしるしと考えられた」と説明しています。

8月は広島・長崎の原爆、そして、敗戦記念日と日本にとって平和を覚える特別の月です。その一つ、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典がダブルレインボーに出会った二日後の9日に行われました。その式典で1995年から毎年、合唱される歌があります。その歌は、被爆50年の記念歌として生まれた「千羽鶴」。そして、その合唱は純心女子高校の生徒によって行われます。純心女子高校は爆心地から約3キロ。242人が原爆の犠牲となり、校舎も、少女たちの希望も、すべてなくなりました。そのことを覚えて、平和を願い毎年この日、合唱します。また、この歌は、長崎市では毎月9日の11時2分に、原爆によって犠牲となられた方のご冥福を祈り、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を願って、防災行政無線で放送されています。

イエスさまは、私たちに「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える」(ヨハネ14 :27)と言われます。これは、私たちとイエスさまとの約束です。ダブルレインボーが豊橋礼拝所に架かった今、私たちは、被爆地、長崎で、合唱される「千羽鶴」に込められた平和を実現することができるよう祈りたいと思います。

「千羽鶴」

平和への誓い新たに   緋の色の鶴を折る

清らかな心のままに   白い鶴折りたたみ

わきあがる熱き思いを  赤色の鶴に折る

平和への祈りは深く   紫の鶴を折る

野の果てに埋もれし人に 黄色い鶴折りたたみ

水底に沈みし人に     青色の鶴を折る

平和への願いをこめて   緑なる鶴を折る

地球より重い生命よ     藍の鶴折りたたみ

未来への希望と夢を     桃色の鶴に折る

未来への希望と夢を     虹色の鶴に折る

 みのり・岡崎 野口勝彦



豊橋でダブルレインボーに出会えた同じ日に、渥美半島でもご覧の通り。信徒の方がダブルレインボーに出会われました。

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